<   2006年 10月 ( 12 )   > この月の画像一覧


2006年 10月 31日

映画鑑賞


『僕を葬(おく)る』 ( 原題 「TIME TO LEAVE」 / 仏・2005 )
a0080229_21453162.jpg

-ある日、余命3ヶ月と宣告されたら?-

ファッション雑誌などで活躍するフォトグラファーのロマンは31歳、ゲイの独身。
ある日、仕事中に倒れる。検査結果を聞きに行くと余命3ヶ月だと宣告された。
悪性の腫瘍が様々な箇所に転移し、手遅れに近いと・・・しかし彼は化学治療を信じることができず、治療は行わないのである。
唯一の理解者である祖母には打ち明けるが、家族にも秘密にし、恋人にも一方的に別れを告げ、
たった一人で「死」と向かい合っていく。

彼はある中年夫婦に依頼されて、不妊治療の協力者となり、自分の子どもを残すという決断をする。
一度はその頼みを断ったけれど、もともと子ども好きな彼はやはり思い直し、自分の子どもに遺言とともにすべての財産を残すことにした。

彼は未来に残すものを見つけたのだ。

自分をどのように死へ葬(おく)るかを素直に見つめ、自分らしく行動していく彼の姿が潔くもあり、そしてやはり命の尊さと儚さを感じさせた。

死を見つめることで生の意味を問うというありがちのストーリーだが、まったくわざとらしく映らない映画だった。
宣告されてから、日常を淡々と送る彼の姿がとても切ない。
しかし死が近づくにつれて彼は逆に生き生きと輝いていくようだった。
自分の生き方を見つけた彼の満ち足りた表情が強く印象に残った。。。



-あなたなら未来に何を残しますか-
[PR]

by nmnl-aya | 2006-10-31 22:12
2006年 10月 30日

つぶやき。。。


「もしおれが悪いことをしたのなら神様がおれを悪いようにするだろう。
 もしおれに罪はないのならいいようにしてくれるだろう」

これは作家・文芸評論家である小林秀雄氏のことば。

昔この言葉を知ってから今も時々思い出す。

別に“神頼み”や“何とかなるさ”というわけではないけれど、この心理よく分かる。
自分の意思で行動した結果がそうなるということだ。
自分の頭で考えて判断すること、とても単純なことだけれどとても大事だと思う。
そのちょっとした判断が吉と出るか凶と出るかみたいな・・・

本当に大切なもの、失ってはならないものを分かって行動すれば結果はついてくるはず。
現実はいろいろと面倒だったりして難しいけどね。

ちょっとしたつぶやきでした☆。。。
[PR]

by nmnl-aya | 2006-10-30 23:50
2006年 10月 23日

視点 viewpoint

来春創刊される雑誌のプレミアム創刊準備号を手に入れることができた。

そこで驚いたのは、内容のいたるところに最近私が気になっている作家・写真家・映画・ショップ・場所などがずらりと掲載されていたこと。
リアルタイムでこんなにも同じ視点から作られているこの雑誌に運命的なものを感じるほどでした。
私のように感じている人は大勢いるかもしれないけど、でもこんなに「」を感じた人はいないのではないかなと思うほど。
ページをめくるたびにそれらの記事が次々に私の視界に入り、私が求めている情報を与えてくれた。

製作者の興味の対象が私と似ていただけのことだけの、よくある話?
まぁ「類は友を呼ぶ」とはよく言うが、そう思えば自然なことなのかもしれない。

掲載されている内容はどれも興味深く、またアグレッシブだけれど全体的に洗練された写真とテキストで構成されている。
とにかく各特集記事のデザインが凝っている。久しぶりに質の良い雑誌だなぁと思った。
来春の創刊が待ち遠しい。


a0080229_2324631.jpg

≪Numero TOKYOの概要≫
1999年3月にフランスでスタートした月刊誌「Numero」。
ファッション やビューティ、そしてデザイン、芸術、建築、ライフスタイルなどあらゆるクリエイションの質と感性にこだわった情報を世界中に提案、発信し続け、クリエイターのバイブル的存在となっている。
創刊から8年たった現在でも、時代や文化の本質に迫るインターナショナル・モード誌として、その地位を揺るぎないものとしている。
そして2007年春、世界で初めてのインターナショナル・エディションとして 『Numero TOKYO』が東京で創刊される。
[PR]

by nmnl-aya | 2006-10-23 22:39
2006年 10月 20日

日本という国。

「憲法九条を世界遺産に」という本を読んだ。
これは爆笑問題の太田光さんと作家の中沢新一さんの対談。
読みやすく訴えるものがあった。
太田さんの美学がいっぱい詰まっている。

戦争していた日本とアメリカが、戦争が終わったとたんにポッと生まれた奇跡が“憲法九条”だと言う。
誰が作ったとかいう次元の問題ではない、国の境を超越した合作だと。

しかし無垢な理想に向かって生まれたこの憲法を今改正しようという動きがある。
この奇跡の憲法を安易に変えてしまうべきではないと私も同感した。
武力を持たない日本が武力をもったところで何ができる?
武力を持つことの意味よりも、持ち続けない意味の方がはるかに深いような気がする。
この憲法があるからこそ日本は美しいのでは?
夢のような場所がこの憲法九条であり、それを守っていくという挑戦を続けていくべきだと思う。

また太田さんは九条を日本の美の代名詞ともいえる“桜”にも投影させている。
薔薇は棘を見せて毒を持っていると示しているが、桜は毒も棘も見せずにただひたすらに美しく咲き誇る。それはときに狂気じみているほど。
今の日本はまさにそのイメージに包まれている。
桜に象徴される恍惚は、おそらく他の国の人々には理解できないのではないかと。

「桜の下には死体が埋まっている」と昔から言う。
それでも日本人は桜に惹き付けられる。その美学は日本人にしか分からない感覚かもしれない。
武力を持つということ。
それは日本が桜の国ではなく、薔薇の国になってしまうということだ。
何だかつまらないような気がする。
他の国ができないことを日本は覚悟を持って戦後から歩み続けてきた。
その価値をやはり守り続けていくべきではないかと思う。
私自身この憲法についてあまり深く考える機会はなかったが、この本を読んで太田さんの熱意に刺激されるとともに、憲法九条の特性・日本の美学について改めて思うところがたくさんあった。
全世界が平和を願っているはずなのに、平和を語ること、そして実践していくことが本当に難しい挑戦であると思った。
憲法九条については誰もが疑問や迷いや矛盾を感じたり不安に思ったりするかもしれない、しかし何の疑問も持たないことのほうがよっぽど危険と思う。
矛盾があるからこそ疑問が生まれ、考える価値があり、平和を意識し続けていけるのではないだろうか。
[PR]

by nmnl-aya | 2006-10-20 00:00
2006年 10月 16日

念願の。

以前ブログでも書いたけれど、追い求めていたDVDをついにレンタルすることができた!

その映画は「トニー滝谷」。
原作・村上春樹、監督・市川準、主演・イッセー尾形/宮沢りえ、音楽・坂本龍一、撮影・広川泰士、ナレーション・西島秀俊。

イラストレーションの主人公(イッセー尾形)が仕事を通じて知り合った女性(宮沢りえ)と結婚する。
彼は妻を深く愛していたが、一つだけ気になることがあった。
それは彼女が服を買いすぎることだった。
結婚後、妻は事故で亡くなってしまう。ただ、クローゼットに残された大量の高価な服の処理に困り、彼は妻と同じ服のサイズの女性をアシスタントに雇うことにした。しかし採用と同時に解雇。つまり彼は思い直し、結局それらの服を売った。

簡単にストーリーを書けばこんなところだ。
なかなか面白い物語だった。全体の多くをキャストのやりとりではなく、ナレーションによって進めていくところが特徴的。
映像がとても美しかった。
とても切ない話だけれど、人間の強さと弱さがあまり重苦しくなく、しっとりと横たわっているような淡々とした映画。
見ごたえがあるというわけでもないが、「うーーーん・・・なるほど」という感じ。

一度孤独から抜け出した人は、また一人になったとき更に深い孤独感を味わうことになる。
愛した現実を幻のように心の奥底にしまい込み日常を送る。

心にぽっかりと空いてしまった穴、きっと誰の心にもあるのだろう。

a0080229_22422452.jpg
「あなたを、今でも愛おしい」
[PR]

by nmnl-aya | 2006-10-16 22:51
2006年 10月 16日

無題

他人を通して自分を知る。
必要とされるということ。

人は一人では自分自身のことは分からないのでは・・・と最近思う。
分からないというのは語弊があるかもしれない。自分を知ることに限界があると言った方が正確かな。

一人では自分を見つめなおしたり努力することはできても、それは一人の世界で完結してしまう。もちろんそれもとっても必要なこと。
しかし誰かとコミュニケートすることで何らかの知識や情報を得たり、会話の中から新たな自分を発見したり、感受性が深まったり、そうしたことを重ねて人間として豊かに成長していくものだろうとつくづく思う(“誰か”と言っても誰でもいいわけではないのだが)。
今はそういうことがとても楽しいと思えるし、そう思うってことは何かに飢えてるのかもしれない。何かを求めているような感覚がいつも心のどこかにあるような。

人との出会いやコミュニケーション、そしてもちろん身近な人との関係を大切にしていきたい。
最近強く思うことでした。。。
[PR]

by nmnl-aya | 2006-10-16 00:26
2006年 10月 10日

靴フェチ。

私は靴がとっても好き。
ファッションアイテムの中で、洋服よりもバッグよりも何よりも靴が好き。
服屋さんへ入ってもまず靴を見てしまうことが多々ある。

今日もふらっと入った服屋さんで結局靴を購入してしまった。
最初は何点か服を試着してたのに、いつのまにか靴まで履いていた・・・。

今日の店員さんとはなかなか相性が良く、彼女も靴フェチだそう。
そこで話が盛り上がって思わず勢いで買ってしまった。
もちろん、素材や色・形、すべて気に入った。
少しお値段は張ったけど、いいものは長く使えるからね・・・と自分を納得させて。

a0080229_2319927.jpg
大事に使うからね、末永くよろしく。。。
[PR]

by nmnl-aya | 2006-10-10 23:19
2006年 10月 10日

晩ごはん。

今夜のごはんはイエローカレー。
ココナッツミルクたっぷり入れてマイルドな辛さに仕上げました。
我ながら、なかなか美味しくできたぞー。

a0080229_22595939.jpg

[PR]

by nmnl-aya | 2006-10-10 23:01
2006年 10月 05日

最近思うこと---確かなもの---

今の生活に満足している人ってどのくらいいるんだろう?
そんな人、ごくわずか・・・だと思う。
満足の度合いだって人それぞれだ。
何に満足すればイコール幸せな生活と呼べるのか?
充実した人生を送りたいために、人は毎日いろんなことを考え、模索し、行動し・・・
ということを繰り返している。

ただそこには「確かなもの」があるのでは?
それは自分が譲れないものだったり、愛してやまないことだったりというものを失くしたくないという“願い”。
その“願い”をもって日々生きていくしかない。

最近そんな事をよく考えたりしていた・・・矢先・・・
今日職場の先輩と一緒に帰ることになった。
珍しく帰る時間がピッタリだったのだ。
その先輩はこの道でベテランの方なので仕事に対する姿勢や考えを少し聞いてみることにした。

彼女はこの仕事が好きか、向いているかは正直分からない。けれど間違いなく自分の中心であると言った。
しかしそのことに気づいたのは去年ある出来事があったからだと付け加えた。
彼女のお父様は去年病気で倒れて、一時危篤状態になってしまった。そのときに父を思う娘として、仕事を辞めて看病に専念するかとても迷ったらしい。(お父様は現在は施設に入っている)
でも辞めてしまったら病気にかかる費用を払うための収入源がなくなるし、またやっぱり自分の中にも辞めたくない気持ちがあったと言う。
それまであまり考えたこともなかったらしいが、仕事に対する愛情をそのとき初めて感じたと言う。
そこで、せめて職場の異動願いを出してお父様の看病もしやすい環境を整え、今の職場で私と出会った。
彼女は仕事を辞めることは簡単だと思ったと言う。
でも今、この仕事を失くしたら自分は“空洞”になってしまうだろうと強く思ったから辞められなかった、というより“辞めなかった”。
たとえ自分の収入を超えるほど多額の費用を支払うことになっても、この仕事を続けたいとそのときに自覚したそうだ。

「この仕事、おもしろいよ」って軽く笑う彼女の言葉には重みが十分感じられた。
まだまだ未熟な私には感じられない手ごたえがきっとこれからあるのだろう・・・(と期待してしまう)



何かにひたむきに向き合う強さは美しい。
それがそのままその人の生き様になる。

肩書きやお金などではなく、自分の「確かなもの」をもっている人はきっと輝いている。
彼女はそういう人だ。
私も何に対しても一生懸命に向き合う強さがほしいと切に思う。。。

よし、自分への勇気づけに好きな絵を載せることにしよう!

エドガー ドガ(Edogar Degas 1834-1917)
「舞台の踊り子」
a0080229_22444424.jpg

[PR]

by nmnl-aya | 2006-10-05 23:00
2006年 10月 03日

追い求めて。

観たい映画があって、ここ何週間かほとんど毎日TSUTAYAに通っている。
でもいつもレンタル中・・・
単館ものなので置いてある本数はかなり少ない。
それにしても本当にいつもない・・・

店員さんにも何度か
「このDVDの返却予定は?」
と聞いたこともある。
「明日返却予定です」とか「今日返ってくる予定です」
という返答にも関わらず、私が行くといつもレンタル中。
意外と人気なのかなぁ・・・なんて思いつつ、
いつになったら借りれる日がくるのだろうと途方にくれてTSUTAYAを後にする日が続いている。
ここまでくるとこっちだってもうヤケになっているようなもの。
絶対に借りてやるー!

私はその映画に一体何を求めて、何を期待しているんだろう。
答えは観てみないと分からない。

とにかく今は追い求めて・・・。
[PR]

by nmnl-aya | 2006-10-03 23:16