2006年 10月 05日
今の生活に満足している人ってどのくらいいるんだろう? そんな人、ごくわずか・・・だと思う。 満足の度合いだって人それぞれだ。 何に満足すればイコール幸せな生活と呼べるのか? 充実した人生を送りたいために、人は毎日いろんなことを考え、模索し、行動し・・・ ということを繰り返している。 ただそこには「確かなもの」があるのでは? それは自分が譲れないものだったり、愛してやまないことだったりというものを失くしたくないという“願い”。 その“願い”をもって日々生きていくしかない。 最近そんな事をよく考えたりしていた・・・矢先・・・ 今日職場の先輩と一緒に帰ることになった。 珍しく帰る時間がピッタリだったのだ。 その先輩はこの道でベテランの方なので仕事に対する姿勢や考えを少し聞いてみることにした。 彼女はこの仕事が好きか、向いているかは正直分からない。けれど間違いなく自分の中心であると言った。 しかしそのことに気づいたのは去年ある出来事があったからだと付け加えた。 彼女のお父様は去年病気で倒れて、一時危篤状態になってしまった。そのときに父を思う娘として、仕事を辞めて看病に専念するかとても迷ったらしい。(お父様は現在は施設に入っている) でも辞めてしまったら病気にかかる費用を払うための収入源がなくなるし、またやっぱり自分の中にも辞めたくない気持ちがあったと言う。 それまであまり考えたこともなかったらしいが、仕事に対する愛情をそのとき初めて感じたと言う。 そこで、せめて職場の異動願いを出してお父様の看病もしやすい環境を整え、今の職場で私と出会った。 彼女は仕事を辞めることは簡単だと思ったと言う。 でも今、この仕事を失くしたら自分は“空洞”になってしまうだろうと強く思ったから辞められなかった、というより“辞めなかった”。 たとえ自分の収入を超えるほど多額の費用を支払うことになっても、この仕事を続けたいとそのときに自覚したそうだ。 「この仕事、おもしろいよ」って軽く笑う彼女の言葉には重みが十分感じられた。 まだまだ未熟な私には感じられない手ごたえがきっとこれからあるのだろう・・・(と期待してしまう) 何かにひたむきに向き合う強さは美しい。 それがそのままその人の生き様になる。 肩書きやお金などではなく、自分の「確かなもの」をもっている人はきっと輝いている。 彼女はそういう人だ。 私も何に対しても一生懸命に向き合う強さがほしいと切に思う。。。 よし、自分への勇気づけに好きな絵を載せることにしよう! エドガー ドガ(Edogar Degas 1834-1917) 「舞台の踊り子」
by nmnl-aya
| 2006-10-05 23:00
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